2022-12-02

登場人物紹介 - 第2回

間がかなり空いてしまいました。
えーっと半年近く? すみません。転職だなんだとバタバタしておりました;
といいつつ他のドラマを見たりしていたので、単にサボっていただけですね。すみません。

[バス乗客]

45系バスに乗り合わせてしまった乗客と運転手さん



蘆笛(ルー・ディ)

社会人3年目の青年。過干渉な母親に喘息の発作が起きるからと、猫を飼うことを許してもらえないので、仕事帰りに両親に隠れて借りたアパートで5匹の猫をこっそり飼っている。
アニメが好きで、二次元オタク。
またの名を「ルー 猫の使徒 ぜんそく征服者 光に選ばれし者 ディー」
日頃から日記を書いたり、いろんなアニメの設定やSFの解釈などノート一杯にメモする几帳面な性格の様子。
鶴云の職業、ゲームデザイナーはあこがれの職業らしい。(マメそうだし将来彼らのスタジオに雇って貰えばいいのにと思う)
詩情が俊敏だし、力も強くて、心も優しいと褒めたことから、鶴云にライバル視されてしまい、やたらとけん制されるが、全く気が付いていなく、二人のことを全面的に信頼して、初めてできた友人だと喜ぶ。
警察の尋問にもそつなく答えるクレバーな面も垣間見える。いや、本当に私の好み!(誰も聞いてない)

-- 曾柯琅(ソン・クーラン)

1996年8月8日生まれ四川省出身。私の大好きな!猟罪図鑑 - 猎罪图鉴 にも出演してます。马天宇主演の 你好,安怡 にも出演していて、私好みのドラマにポツポツと出演しているということは、多分役者としても絶対好みのタイプなのだと思う。だってそーゆー作品を撮る監督やキャスティングの人が選ぶ人なんだもんね。








马国强(マー・グオジャン)

息子の同級生をひき逃げをして4年間逃亡し逮捕され収監。その間妻と子供は周囲の非難に耐え切れず家を売り、嘉林市で生活を立て直す。出所が決まってやっと家族とまた一緒に暮らせると喜ぶも、妻に帰ってこないで欲しいと三下り半を突き付けられる。
田舎ではみうりとスイカを育てて一人で暮らしていた。
親戚が見かけたという、息子のSNSに「親父のスイカはうまかった」という投稿を知り、スイカを持って息子に会いに行く途中で事故に巻き込まれる。

-- 张喜前(ジャン・シーチェン)

す、すみません。多分ベテランさんなのですが、何に出演しているか存じ上げず・・・?
えっ!あの人??となりそうな気もしますが・・・思い出せません。





焦向荣(ジャオ・シャンロン)

借金を背負い、娘と離れて工事現場で肉体労働をしながらお金を返し続けている。工事現場の仕事が滞って解雇されてしまい、住んでいた車庫からも追い出され、川向うに住んでいる友人を頼ろうと乗ったバスで事故に巻き込まれる。元の家主から貰ったスーツケースには家主の妻がいれたままにしていた整理ナプキンが入っていて(娘にあげようと取ってあった)詩情が爆弾魔を探す過程で「アレが来ちゃって」と言ったのを聞いて差し出すなど心優しいおじさん。
配達夫になるための中古のスクーターを手に入れたく栄誉市民賞の賞金が欲しいと心から願っていて、二人に協力する。

-- 焦鹏(ジャオ・ポン)

1974年5月18日生まれ。
す、すみません。多分ベテランさんなのですが、やはり鬼吹灯にちらっと出ていたことくらいしか知りません。でも時代劇で軍師役など似合いそう。





陶映红(タオ・インホン)

元高校の化学の教師。現在は工場で試薬や原料等の検査を行う部門で働いている。娘の事故死をきっかけに嘉林市にやってきた。重そうな圧力なべを抱えてバスに乗り込んできた。
他の人がスイカを仲良く分け合っているときも緊張した面持ちで受け取るのを断ったり、社交的ではないタイプ。仕事は勤勉で、残業も買って出る生真面目さで優秀社員にも選出される。

-- 刘丹(リウ・ダン)

下積みの長い役者さんで、舞台などでも活躍しているらしいです。このドラマで受賞して脚光を浴び、吴磊主演の この夏の先には や 摩天楼のモンタージュでも印象的な役柄を演じています。爆発的な怒りよりも、静かな怒りを表現するのが上手いなーって思います。





王兴德(ワン・シンドー)

バスの運転手。もとは国営運送会社のチームリーダーで大型トラックを運転していた。45系統のバスに拘り、昇進を捨ててまで現在のルートを運転している。詩情と同じ大学に通っていた娘がいる。
バスの中で財布を無くした詩情に寄り添い、バスを停めて事件を解決するなど、とても侠気があり、親切で頼りがいがある運転手。詩情のことは娘代わりに思ってか、温かく接してくれていた。

-- 黄觉(ファン・ジュエ)

1974年8月7日生まれ。傾城、蕭紅で脚光を浴びる、イケオジ俳優さん。スーツがとても似合う方。
奥様と出演した再见爱人見てみたいです。すごく美しくて聡明そうな女性。結局離婚しちゃったのかな。




あともう一回分・・?余雷とか刘鹏、役柄としては全然中心に絡んでいないけどとある事情で紹介したい王兴德のルームメイトなどなどが残っております。

こんな記事?書いていたらまた見たくなってきました!

来週、突発的に開端同時視聴したいと思うのですが、ご参加されたい方っていらっしゃいますか?
事情があってこっそり開催しますので、DMなど頂ければありがたく。
多分7日とかその前後辺り・・・?

@maikatak1/ Twitter

Discordでおしゃべりしながら見ますので、ご興味あれば。

2022-07-14

第13集

 

ストーリー

5年前。王萌萌の事故のあと、夫婦は独自に45系統バスの中で調査を始めた。
萌萌と同じ年頃の少女を見かけると、痴漢にあったことがないか、脅されたことはないかとしつこく問いかける。乗客にとっても運転手にとっても迷惑行為となり、何度も警察に通報され、警察もバス会社も困惑していた。


「王さん、君の気持ちはよくわかってるよ。私だって子供の父親だ。でもこの事件は結審したんだ。こんなことを続けてどうなるんだ?」
3度目の通報でやってきた警官は王興徳に、二度と彼女にこのような迷惑行為を行わないよう、説得してくれと懇願した。
「もう煩わせないでくれ」
警官が去った後、映紅はつぶやく。
「私が誰を煩わせたというの?なぜ彼らは彼らが見つけられなかった証拠を見つけようとするのを邪魔するの?」

爆風に巻き込まれた張成のもとに江楓は駆け寄った。ひどいやけどを負う師父を見て取り乱す江楓。
「救急車!救急車はどこだ!」

一方鶴云も、映紅と揉みあって負傷していた。けが自体は大した傷ではなかったが、失血が激しく貧血を起こしているので、そのまま入院することになってしまう。処置室を出て入院棟へ移動しようとしているところで江楓に絡まれた。
「どうしてバスに爆弾があると知った?答えろ」
江楓は余雷に制止され、また杜からの電話で押しとどめられる。

病室でベッドに腰掛ける鶴云。
「どうしてこんなことに?あと少しだったのに。私たちは何があっても次のループでは時間の余裕をもっと作らないと。そうしたら誰も傷つかなくてすむ」
「次のループはないかもしれない」
乗客を全員助けることが出来たので、これが最後のループだったかもしれないと言う鶴云。
「でもなにか僕らが解決していないことがあるような気がしてならない。王萌萌の死後に起きたなにかに関係があるような気がしているんだ」
5年前の5月13日、跨江大橋で検索するよう詩情に頼む。

「これを見て」
詩情が見せたものは、跨江大橋での王萌萌の事故に軽快な音楽を付けて面白おかしく編集された、悪意のある動画だった。弾幕には萌萌を侮辱、揶揄するような言葉が並んでいる。

「王萌萌の両親がこれをみたらどう思うかしら。きっと爆破から生き残れたことは彼らの救いにとって何の意味もない。私たちはまだこの事件の本質を解決できていないわ」
二人は暗い面持ちになる。

警察もまた、5年前の事件が鍵になると考え、当時の事件を担当した警官と、加害者であるバスの運転手を署に呼び出して事情をきいていた。
「そう物議をかもすものでも複雑なケースでもなかったんです。ただの予測不可能な事故でした」
警官は少女がバスを乗り過ごし、降ろすように運転手に強要し、危険な場所で運転手がドアを開け、少女も確認せず降り、後続のトラックにひかれた、証拠もすべてそろった単純な事故だったと説明する。
運転手は、彼女が凶暴で、運転している運転手の腕を無理やり引っ張ったりしていたので、誤ってハンドルを切ると危ないからと、仕方なくその場で停止しドアを開けたと主張した。
停止場所も問題があったし、後方を確認せずドアを開けた過失も認めており、反省もしていた。
杜は事件のあとに萌萌の両親が運転手に説明を求めに来たか尋ねた。
「あなた方は私が彼らに顔を突き合わせて話す勇気などあるとでも?たとえ私がひざまずいてあやまっても彼らが許さないことはわかっていました。特にあの母親の方・・・彼女は・・・」
説明するうちに興奮し始める運転手。
「本当にどうしていいかわからなかったんです!ここは跨江大橋の上だ!ここで停められるわけがない!」
「でもあなたはそうしました」
冷たく言い放つ葉に運転手は、命には命で賠償するから今すぐ銃で撃ってくれと自暴自棄になって叫びだす。
「ええ!ええ そうです!だったらどうだっていうんです?」
「あなたに来ていただいたのは、なにがそんなに彼ら両親にとって恨むような出来事となったのか知ることができると思ったからです」
杜がとりなす。
「恨むような出来事?誰がこの出来事を恨まないっていうんです?私だって恨んでいるんだ!」

ERで治療を受ける張成。彼の妻も病院に駆け付けた。
「あの人はどこにいるの?」
説明が出来ず黙り込む江楓。

「この記録によると陶映紅は、王萌萌がバスを降りることを強く望んだのは彼女の安全が脅かされていたからだと信じて譲らなかったようね」
運転手を落ち着かせるため別室に連れ出した後で杜は担当警官に尋ねた。
「彼女はその考えにすがっていました」
もう一度事故の様子を確認する警官たち。
「運転手はドアを開けているのに彼女はすぐには降りなかった。なぜ彼女は後ろを見ているの?彼女は誰を見たのかしら?」
杜は警官に尋ねた。
「乗客が多すぎて彼女が誰を見ているのか結局わかりませんでした」

夫婦が住んでいた焦島からは、陶映紅の焦島第一高校時代の同僚の話が届いていた。 陶映紅の精神状態は事故後不安定になり、怒りっぽくなり、生徒を殴る事件も起きた。
王興徳の弟子たちの話では、彼は落ち込んで突然年を取ったように見えたが事故については一切話さなかったとのことだった。王興徳が陶映紅のいうことはなんでもきいたという話も伝わってきた。

杜は病院から、張成が助からなかったという知らせを受ける。悲しみと怒りに満ちる警官たち。

江楓が鶴云の病室に突然入ってきた。
バスに爆弾があることをなぜ知っていたのか、どうして張成の電話番号を知っていたのかと詰問する。
「張成を以前から知っていたのか?」
話せば長くなると語尾を濁す2人に食って掛かる江楓。
「あの・・・張刑事に なにか あったんですか? 彼は・・・」
「張隊長は 亡くなった。君たちが 知っていることを俺に、一切を正直に 話してもらおう」
余雷が制止しにやってくる。
「答えろ!」

「あの2人の警官がバスの中に乗っていなければ、私たち家族はまた一緒になれたのに」
映紅は取調室でうわごとのようにつぶやいた。
「教えて。あなた方は私をこうして捕まえたけど、どうしてあのときはこんな風に注意深く萌萌の死因を捜査してくれなかったの?私たちは真相を教えてくれと頼んだのに」
すべては映紅が計画し、興徳は従っただけだと供述する。
「夫婦だから共犯だと考えているなら、彼は強要されただけです。私はただ彼に一緒に死んでほしいと思ったんです」

「萌萌の最後の電話はあなたに助けを求めるものだった」
杜は興徳に、彼の子供を守ることが出来なかったことに対する罪悪感を理解できると言った。
「なぜインターネットでは知りもしない人間について奴らは口さがないうわさができるんだ?奴らはひどい侮辱の言葉を投げつける。萌萌はまだ20才だったんだ。誰のことも傷つけたことなかったのに」
興徳は悔しい思いを吐露した。
「もしもあのときにほんの小さな手がかりでもあれば、希望の光が少しでもあればこんなことはしなかった」
警察の対応に対する不満も述べた。
「教えてください私たちは間違ったことをしましたか?」

「どんな理由もあなた方の犯罪を正当化しません。あなたはあの乗客たちにも家族がいることを少しでも考えましたか?彼らにも子供がいて両親がいる。あなたは恨みのはけ口をすべて無実の彼らに向けた。そして彼らの家族も崩壊させようと試みた。あなた方の行為を萌萌がみたいと思いますか?」
杜は諭すように言った。
「お手を煩わせましたすみませんでした」

5年前。王萌萌の最後の2回の通話を王興徳はトラックの中に携帯電話を置いたまま仕事をしていて、受けそこなった。

警察に呼ばれて駆け付けた時には萌萌は既に亡くなっていた。
「私は同意しません。補償は要りません。私が欲しいのは真実です。私はどうして王萌萌が突然バスから降りたのか理由が知りたい」
サインを拒み続ける映紅。
「彼女が降りる前にバスでなにが起きたのか、私たちはそれがわかったら私たちはすぐにサインします」
代わりに調書にサインするように言われ、崩れ落ちるように倒れた興徳。

何度も警察を訪れる映紅。男子トイレの方から男たちが噂している声が聞こえてくる。
「俺も痴漢のことはきいたことがある」
「俺にいわせりゃあの痴漢はサイコ野郎だぜ。やつは少女だけを狙うらしい。とうの昔に牢屋に入れとくべきだよ」

45系統のバスに何度も調査のために乗り込む夫婦を、迷惑な乗客として、運転手も他に乗客がいなければ扉を開けず無視するようになった。

事故のあった橋まで歩いてやってきた二人。
「どうして調書にサインしないんだ。彼らは廊下の全部の映像を確認した。男子トイレには誰も入ってこなかった。君がトイレにいた前と後の10分間を確かめたじゃないか。俺たちも45系統バスを長い間調査した。彼らは俺たちをもう乗せようとしない」
トイレでの会話は映紅の空耳だった。彼女は自分の考えに固執して興徳の言葉にも耳を傾けようともしない。

「物事にはどんなことにも理由がある。萌萌はもういない」
萌萌の死でさえも2人に与えられた試練であり、運命だった。乗り越えていかなければいけないと説得する興徳。
「その理由を頼りに、前に一歩一歩 進むしかない」


所感・雑感

本来、映紅は生真面目で神経質な母親だったんだろうなー。それでも娘の萌萌は教育大学に進学したのだから母親のことを尊敬していたんだろう。
おとなしくて自己主張出来ない娘。受動的な優等生。母親が強いとそうなることあるよね。手元にいた時は夫婦が娘のことをひたすら守っていたんだろう。だから、自分で対処できないことが起きた時に、周りに助けを求めたり、反発することが出来なかったんだろう。

興徳が電話を受けられたとしても、結局どうすることも出来なかったんじゃないかなあ。
冷静に運転手に伝えて、助けてもらうことが出来た?きっと二度とバスには乗れなくなっただろう。もしかしたら大学の寮から1歩も出られなくなるのかも。

子供は親の影響をじかに受けてしまう。一生涯守ってあげられるわけないのだから、自立させなければいけないよねー。

とはいえ、インターネット。
私は仕事ではIT職なのですが、会社でもどんなに禁止しても仕事中に掲示板サイト見てる人はいる。セキュリティ上の懸念があるからやめて欲しいんだけど、みんな無頓着。
匿名だから好きなことが言えると思っているし、痛快なコメントを見て留飲を下げたりも出来るんだろう。直接目の前にしては言えないような侮辱的な発言も、幼稚な意見も顔が見えないから平気で垂れ流す。黎明期のネットは集合知だった。でも今は集合痴なんじゃないかと思う時もある。

子を守れなかった罪悪感と、彼女のことなど何も知らない赤の他人からの愛娘への非難。死んだ後にも娘を守れないやるせなさ。
映紅の選択は全く共感できないのですが、彼女の怒りは理解できるかもしれない。何か娘のためにしなくてはいられない。せめて再会だけでも。

でも。萌萌だったら両親のこんな気持ち、なんとか昇華させてあげたくなるよね。タイムループのきっかけは萌萌の願いだったのかしら。年恰好の近い、詩情をとおして。

2022-07-13

第12集

 

ストーリー(これまで以上にきっと長くなる予感)

警察は2人が学生記者を装ってバス会社に行ったのち、王興徳の独身寮を訪れたことを掴んでいた。彼らの意図がわからないため、葉は疑いの目を向けていた。
「彼らは陶映紅と王興徳に嫌疑を 向けよう としていますが、彼ら自身の犯罪行為を隠すために私たちを 故意にミスリードしようとしているんでしょうか」
結論を急ぐな。張成はたしなめた。



二人の電子機器を預かるために警官がやってきた。緊張する2人に張成は捜査協力のためと説明した。



スマホやパソコンを渡そうと、カバンを開けたとき、鶴云は興徳の部屋から持ち出した女の子のもののような携帯が入っていたことを思い出した。
「これは君のかい?」
はあ・・と困って語尾を濁す鶴云。



「爆発の 原因は 見つかりましたか?赤いビニール袋を持っていた女性と関係ありましたか?」
なにか新しい手掛かりが見つかったか問う2人。
「どうしてそれが 気になるんだ?」
いぶかしむ張成。
「女性が化学工場で働いていたなら簡単に化学材料を手に入れることができたんじゃないか って」
外回りの警官の捜査で2人が王興徳夫妻とは何のつながりもなさそうだったという報告を受ける杜。
「その・・・ 陶映紅は化学工場でどんな仕事をしていたんですか?」
「彼女は 研究員だ」
張成は会話をしながらメールで鶴云の持っていた2つ目の携帯について確認した。
「修復中です」
葉がインカムで答える。
「私たちの予想はあってたんだ。能力も方法もある。彼女が爆弾を作ることができたと証明できるんじゃないですか?」
「現段階では 証明できない。犯罪が可能だったとだけ言えるだろう」
「それ以上調べないんですか?」
噛みつくように言う詩情の様子を見て、杜は張成に合図を出した。
「老張 魚がかかったわ。網を引いて」



「ところで2人に質問があるんだが、バスを降りた後、警察署に来るまでの間、君たちは学生記者のふりをしてバス会社に行った。教えてもらえるかな? 君たちの目的はなんだ?」

バス会社の事務員と興徳のルームメイトは警察署で2人の写真を見て、確かに彼らが興徳のことを探りに来たことを証言した。



「ニュースを見たあとで彼女はとても感傷的になり、乗客を間接的に殺したのは自分だと言いました。彼女には何もできなかったんです。どうして彼女がそんなことを言うのかと僕は・・」
鶴云は説明を始めた。
「僕たちはバス会社の近くにいたので、彼女を連れて行って、もっと情報を得ることができれば彼女が落ち着くだろうと考えたんです」
それを聞いて張成は少し納得した。
「災難が起きた後、多くの生存者が自責の念を覚えるだろう。彼らは自分の力が及ばなかったせいで災難が起きたと思いがちだ。彼らは自分に問うんだ。なぜ自分だけが生きてるんだ ?と」



「道徳観が強い人間の場合、この傾向は余計強くなる。我々はこの現象を生存者症候群とよんでいる」



「このとおり、僕たちは 知ってることをすべてお話ししました。その・・現時点で わかっていることを僕らに 教えてもらえませんか?」
鶴云は重ねて頼んだ。
「僕は彼女のことが本当に心配なんです。僕には話したくないというなら彼女だけでもいいんです」
「私は本当に、ただ答えが知りたいんです」
詩情は必死な目で訴えた。



張成は杜に管制室に呼び戻された。
江楓の報告から、爆弾は映紅の借りていた車庫で作られたことが確実と判明した。彼女のパソコンには原材料の取引の履歴も見つかった。
犯人が2人であることは明らかだった。



「そうすると李詩情と肖鶴云のとった行動は彼らの証言の通りのようね。彼らは犯罪者の動機を探そうとしていた」
杜は顔を曇らせた。
「老張。この2人の証人のことが全く理解できないの」
どんな事情や目的があるのか、まったくわからなかった。
「わかった」
張成は杜の意図を酌んで引き続き、2人が何をしようとしているのか探りに戻ることにした。



「爆弾は陶映紅が作ったものだ」
張成は2人に伝えた。
「では、彼ら2人が嘉林市にきて、過ごした4年間は、一人は運航を担当し一人は爆弾を作る。最終目的は今日の爆破だったんですか?」
まだ謎は残る。
「彼女が爆弾を作る能力があったなら、なぜ時限爆弾にしなかったんでしょう?なぜなら彼女はずっと 1:45 1:45 と言っていたので、なにかこの時間に重要な意味があったんでしょうか?」
部屋の様子を見ていた杜は葉に古い事件記録を調べるように指示した。跨江大橋で起きた事故や事件。特にこの時間が何か関わるようなもの。



鶴云は興徳の部屋から持ってきた携帯が実は自分のものではないことを白状した。
「実を言うと、あの携帯は違和感があって。彼のもののように思えなかったんです。なので何か情報が得られないかな・・と」
「あれが君のものではないことは、既に知っていた」
「彼らには 子供は いたんですか?」
あの携帯は彼らの子供のものじゃないかと思う、と詩情は述べた。
「老張。確かに彼らには娘がいた」
杜がインカムをとおして伝える。5年前に亡くなった王萌萌という娘。



娘が5年前に亡くなったと聞き、詩情は驚いた。1年前に王興徳と話したとき、彼らの娘は詩情と同じ大学を卒業して今は働いている、そう言っていたのだ。
張成はまた管制室に呼ばれて戻っていった。



携帯電話の復元にはまだしばらくかかるが、SIMカードの情報からその携帯が王萌萌のものだと判明した。
王萌萌の最後の通話履歴は5年前の 5月13日13:44、王興徳宛の電話だった。



そこから、警察は5年前の跨江大橋の事故の映像を見つけ出した。
5月13日 13:45。45系統バスから突然少女が降りてきて、後続の工事用トラックにはねられ即死。痛ましい事故だった。



彼らが1:45という時間にこだわったのはわかった。でも・・・
「今日は 5月9日。なぜ日にちが早まった?」
張成の問いに江楓が答えた。
「今日の午後からすべての車庫は防火管理の検査が入るそうです。それで証拠を隠すために日程を早めるしかなかったと思われます」
防火点検は先月の陶映紅の車庫で起きたボヤが原因だという。

犯人、爆弾、入手方法、手段、製造場所、動機、すべてがスピード解決した。本来の捜査方法では他の可能性を追い、ストレートにこのような解決は出来なかったはずだった。
「それゆえに出来過ぎている感が否めない」
若者2人の目的は何だったのか?
「彼らの主張によると彼らが知りたいのは王興徳の動機、だそうだ」



「私、問題に気が付いたわ。私たちの今日 一日の行動は運転手の動機を知るためだった。それがわかればドアを開けさせることができると思った」
でもその動機が彼らの死んだ娘であれば、彼女は生き返らない。運転手の意志を変えることは出来ない。



「だったら僕たちは爆破を阻止するしかない。僕たちにできる最上の手段は、警察が事件解決のためにどう動くか、知ることだ」



「王萌萌はどうやって亡くなったのか伺えますか?」
部屋に戻ってきた張成に詩情は尋ねた。
「彼らの動機が彼らの娘の死に関係あるのか、ということです」
「事件はすでに起きてしまった。いまさら彼らの動機を知ったところで、何も出来ることはない」



「もし私が目を開けたら、また私がバスに乗っていて・・・」
詩情はもし時間が戻せたら、どういうことが自分に出来ただろうかと言い募る。
「いいからもうそんなことを聞くなよ。こんなことは君にとって無意味だよ」
「じゃあ 私たちは 何もしないでただ爆発が起こるのを待つだけなの?」



2人が口論を始めるのを見て、張成は2人に警察の動きを説明し始めた。
もしも、があるならば。
爆弾があることを察知した場合、警察は次の停留所に警官を送り、一般客のふりをしてバスに乗り込み、タイミングを見計らって犯人を抑え、爆弾を排除する。



「今回のケースの場合、沿江東通りしかありません。それ以降のバス停がありません。たった5分で警官は位置につけるんでしょうか?」
バスが次の停留所に着くまでの間の時間を2人が稼ぐことが出来たら、より、警官の配備に余裕が生まれる。


「もし ある日、知らない人からメッセージが届いてバスが爆発すると言ってきたら、あなたは信じてくれますか?」
詩情は会議のために呼ばれ、立ち去ろうとする張成を呼び止めた。
「私はためらわず行動を起こすだろう」
いたずらかもしれなくても・・?
「もしそれが本物の通報だったら我々が出動することで乗客全員の命を救うことができる」


「私はそう考える、たった 一人の人間ではなく、我々の同志である、警官すべてがそう考えると信じている。これこそが私たち警官の存在意義だ」



そう笑顔で言い、立ち去ろうとする張成に鶴云は電話番号を尋ねた。



2人はまた、同じバスの中で目覚めた。
激しく鼻血を出した鶴云をみて、詩情は怯える。
「実をいうとタイムループに入ってからこれまで君には言えなかったんだけど、どうも体の具合がどんどん悪くなるんだ。僕にとっては このタイムループは無限じゃない みたいだ」
鶴云は確かにどんどん消耗していっている。



鶴云は心配ない、と言い、すぐに張成にあててメッセージを送った。
「老張。写真を送ったので見てくれませんか?確認してできれば返事が欲しいです」



沿江東通りに到着するまでの時間を出来るだけ稼がなければならない。
2人は固く抱きしめあった。



2人は、運転手が彼らを以前にも降ろしてくれた、痴漢を装うことで時間を稼ごうと考えた。
痴漢がいるから降ろして欲しい、詩情がそう訴えたあと、バスを停め、ドアを開けてもらう。まだ十分に時間が稼げていないので、今度は鶴云にもバスを降りろと言う。



鶴云はUSBメモリがなくなったと騒ぎ、床を探す。
バスは停止したまま、走り出せない。
上手くいきそうに思えたが、ハッピー 一兄さんがここで余計な口出しを始めた。
「お前たちなんかおかしいぞ。いいから警察を 呼ぼう」



警察、というフレーズを聞いて、警戒した運転手は突然ドアを閉めて走り出してしまう。
「待って!私たちまだ 降りてないわ運転手さん」
詩情は叫んだが、運転手は無視した。



沿江東通りのバス停が近づく。バス停に並んでいる男たちの様子がおかしいことに気が付き、運転手はそのままバス停で停まらず、アクセルを踏んだ。
慌てて追いかける警官たち。



運転手が警察の動きに気が付いたのを知り、パトカーの動きも早くなる。バスを取り囲み、橋に向かって並走する。
様子がおかしいことに気が付いた映紅は刃物を取り出し、乗客に動くな!と叫んだ。



後ろから映紅を抑え込もうととびかかる鶴云。二人はもみ合いながら床に倒れこむ。



老焦にも応援を頼み、なんとか刃物を取り上げ、圧力なべを奪う。
運転手はパトカーに車体をぶつけながらもエンジンを切ろうとしない。



バスを取り囲む警官。
「萌萌に起きたことはとても不幸な出来事だったわ。だからといってあなたが乗客の命を奪っていい理由にはならないでしょう?彼らは無辜の人々なのよ!」
詩情は必死に言い募るが運転手は聞こうとしない。
「納得がいかないなら警察に事件を調べなおしてもらえばいい。こんなことをする必要が無いんだ」
鶴云も叫ぶ。
「今更そんなことを俺に言ってなんになる?映紅!君が正しかった。お前の信念は正しい。もう少しの辛抱だ。萌萌が私たちを待っている」
映紅は興徳の言葉に安堵した表情を見せる。やっと、本当に理解してもらえた。



どうしてもドアを開けてくれない運転手を見て、鶴云は緊急用ハンマーを外し、窓をたたき割った。



すぐさま張成が反応して窓に駆け寄る。
2人は張成に圧力なべを手渡した。



川に向かって走り出す張成。駆け寄ろうとする江楓を余雷が押しとどめる。
橋の歩道から川に向かって爆弾を投げ捨てようとした瞬間。

爆弾は爆発した。



爆風に投げ出される張成。


所感・雑感

いやもう。私の感想なんていらないよね。
怒涛の45分。

張成の警察としての矜持と、人民愛に涙ぽろぽろですよ!
公権力がこんなに信頼に足る存在で、人々を愛し、正義を持って行われるならばどんなにすばらしいんだろう。羨ましすぎる。
このドラマをとおして、アノニマスの恐ろしさ、醜悪さ、ネットの向こう側には必ず人間がいるんだということ、正義はあるんだってことをずっと主張してますよね。
本当にそう思う。というか、そう信じたい。
つくづく、好きなドラマです。

登場人物紹介 - 第2回

間がかなり空いてしまいました。 えーっと半年近く? すみません。転職だなんだとバタバタしておりました; といいつつ他のドラマを見たりしていたので、単にサボっていただけですね。すみません。 [バス乗客] 45系バスに乗り合わせてしまった乗客と運転手さん 蘆笛(ルー・ディ) 社会人3...