2022-06-15

第5集

 


あら(くない)すじ




「眠るんだ。寝て起きたら次はもっとうまくやれる」

鶴云は詩情に告げたあと、メラトニンと白酒を手に入れた。
路地裏で一度に大量のメラトニンを酒で胃に流し込む鶴云。




一方、取調室で電話が切れたあと、鶴云の言葉をかみしめる詩情。
「彼は私をなぐさめようとしたんだわ」
寝て起きるということは2人にとってすべて振り出しからやり直すという意味だった。
今回のループで江楓が亡くなったのもすべて私のせいだと自分を責める詩情。
「あなたが言ったとおりこれは悲惨な結末だわ。もし本当にあなたがいなければ、私はきっと頭がおかしくなってしまう」
独り言で鶴云への思いをつぶやく詩情に杜局長は薬物検査をオーダーする。




バス停で一緒に降りた人物が電話を掛けてきた肖鶴云だと判明したことから、張成たちは鶴云を連行するために出動する。
路地裏で鶴云をみつけた張成に、鶴云は怒りをぶちまける。
「ループの中にいないくせになんで出動したんだ。警官の命だって大事な人命だろ。詩情の通報を真に受けてのこのこ出ていくなんて!」




パトカーの中でうつらうつらしていた鶴云は不思議な夢を見る。
夢の中で自分を呼ぶ声がして目を開けると、またバスの中にいた。
今回はバスに戻れて本当にほっとする鶴云。また初めからやり直せる。
「思った通り寝ることがループに戻る方法なんだな」
新しい発見に喜びつつ告げた鶴云に詩情は力なく頷く。
「まだ僕のことを怒ってるの?」
「違うわ。自分に腹を立てているの。江刑事が亡くなったのは私のせい」
「君も警察でひどい目にあったのか?ごめん君を一人にするんじゃなかった」
落ち込む詩情を心配する鶴云。




まだ何も情報をつかめていない。情報を得てから警察に通報すると決意した詩情。
まずは誰が爆弾を持ち込んだのかそれぞれの荷物の中身を知りたいと考える。
「わかった。僕たちで調べよう」
同意する鶴云に詩情はバスを降りていいという。



「降りないよ。僕たちはパートナーだ。お互い助け合おう」
宣言する鶴云。
2人はまず一番後ろの席の怪しげなマスクの青年の荷物を調べることに決めた。
打ち合わせた内容は、恋人同士の別れ話。
「どうして私の嫌がることばかりするの?」
詩情が何度も讨厌(tǎo yàn) する(嫌がること)と繰り返すので、套驗(tǎo yàn) する(バッグを 調べる)、転じてバッグの中身を調べろというのだ。




後部座席に移動した詩情。
鶴云は交差点で事故に巻き込まれないようにと、十字路を過ぎてから詩情の近くにやってきた。
バッグの中を調べようと揉めるが、顔をひっかかれて逃げられてしまう。
追いすがりながらバッグを開けようとするが抵抗する青年。


そしてまたバスは爆発した。




今度は青年が詩情を盗撮したと難癖をつけてバッグの中身を確認しようとする鶴云。
もみ合っているうちに青年はぜんそくの発作を起こしてしまう。
橋の上で路肩に停まるバス。
青年を降ろして救急車を呼ぼうと人々が揉める中、ぜんそく患者ならばカバンの中に薬を持ち歩いているはずだと指摘する老婦人。
バッグの中を見せろという鶴云たちと、必死に避けようとする青年。またもみ合う一同。


そしてまたバスは爆発した。




3度目の正直で(?)2人は青年がバスに乗る前に制止して荷物を確認しようと考える。
沿江東通りで鶴云は後ろのドアから降り、詩情は前のドアに立ちふさがり、停留所の名前を確認するという口実で青年がバスに乗り込むのを阻む。
青年は1歩だけバスに乗り込んだが、
「ちょっとだけ下がってもらえますか?」
詩情はすかさず押し返した。鶴云は知り合いを見つけたふりをして青年にタックルし、詩情もバスを降りる。
バスはドアを閉め、走り去った。



カバンを無理やりこじ開ける2人。飛び出す子猫。
青年はペット同乗禁止のバスに猫をこっそり持ち込もうとして、必死にバッグを開けるのを拒んでいたのだ。
子猫を一緒に探すことにした2人。猫を見つけて青年に返す。
「先週々カバンをバスの中で無くしたから確認したかったのだ」
と言い、青年に謝り立ち去ろうとした瞬間、バスが遠くで爆発した。
「このバッグじゃありませんでした。ごめんなさい」
そそくさと立ち去る2人を怪訝そうに眺める青年。




青年は動物病院に子猫を連れてきた。猫を保護して届けるのが彼の習慣だった。
受付と雑談を交わしていると、ニュースで自分が乗るはずだったバスが爆破したことを知る。
あの2人は何者だったんだろう・・・





一方2人は3回のループをマスクの青年に費やしてしまったことを嘆いていた。
ふと思いついて明るい笑顔を見せる詩情。
「私たち、彼をバスから降ろしたわ!彼もループに入ってきたんじゃないかしら?」
青年は軟弱でもなく、子猫に優しい心優しい人間のはず。乗客のこともきっと見捨てたりしない。
あまりにも嬉しそうな詩情に微妙な気持ちの鶴云。
「彼はぜんそく持ちじゃないか」
仲間が増えたと大喜びの詩情に冷静に水を差す発言を繰り返す鶴云。
「僕が心配してるのは彼のぜんそくなんだ。僕自身の経験から言ってループのごとにどんどん力が削れていくのを感じるんだ。弱くなっていくのを感じる。今ならつかみ倒すのだって簡単だよ。」
もとからひ弱なんじゃないの?といぶかる目をする詩情。




ループで元通りになるからお金を使っても、ダイエットを考えずに食べまくっても大丈夫!と豪勢な料理を前に並べ、バス爆破事件の情報を検索する2人。
以前のループのときに無理やり寝てループを終了させようとしたときに見た不思議な夢の話をする鶴云。
詩情も同じように長い不思議な夢を見たことがあった。
どちらかが起きた状態であれば一方は待機状態で夢の中で次のループに入るのを待機するようだと気が付く2人。




2人だけでは情報が全くわからない、結局警察に頼るしかないと気が付く鶴云。
でもどうすれば警察から情報が得られるのか。
とりあえず、乗客の情報だけでも知ることが出来れば犯人の目星が付くかもしれないと検索したところ、いつもおせっかいに話しかけてくる青年が、実は動画クリエーターで芸能人だと判明する。
彼の芸名は快楽一哥(ハッピー 一兄さん)。
追悼の場所に後で行こうと持ち掛ける詩情。他の乗客の情報もそこで得られるかもしれない。



追悼会場は事故現場の十字路の脇。立て看板や花、ろうそくと一緒にQRコードがあり、開いてみると、バスの中で彼が撮っていた動画が流れる。
バスのすばらしさを語る一兄さん。





急に腕を掴まれて振り返る2人。
「君たちがバスに僕を乗せないようにしたとき、なにかバッグの中に入っていないか探してたのか?」
マスクの青年が立っていた。
「なぜバスが爆発したか知ってるのかい?」
青年は畳みかける。しらを切りとおそうとする鶴云。



「じゃあ君たちは僕を救うために来たんだろ?」
謎の発言をしだす青年。誤解だと言い訳してその場を去ろうとする2人に、青年は警察に通報すると言い出す。
「とても簡単に説明できる話じゃなくて・・・」
お茶を濁そうとする2人を掴み、青年は歩き出した。
「僕と一緒に来て!」

雑感


降りないよ。僕たちはパートナーだ。

心が通じ合い始める二人。鶴云も江刑事や乗客や、そして何よりも詩情が死ぬところを見たくないんですよねー。自分にその能力が備わっているならば、みんなを助けたい。
私自身は半径1m、自分の夫と犬だけは助けたい。もし余力があれば家族、親族?他人まで助けたいと思うかなあと考えたとき、実際にその時にならないと判らないけれど、こんなに行動力があるかどうか疑問です。
日本は何度も震災を経験してきて、このような辛い選択を迫られた人たちもきっと沢山いますよね。

どう生きるか、どう死ぬかってなかなか考える余裕がないけれど、いつ災害や事故に遭遇するかわからない。日頃から考えておくべきなんだろうなあ。
私は以前、大病したときに、自分を救うのが第一と決めました。なぜなら、私がいなくなれば幸せには生きていけない夫がいることを実感したし、夫がいなければやはり幸せには生きていけない自分のために、夫だけは守りたいと思っています。
私たちには子供がいないので、愛情を一心に受けている犬も大事な家族。
ここまではぜったいに守りたいなあ。

タイムループで何度もやり直しができるなら、全員助けたい。でもこのループだっていつ終わるかわからない。次のループがあるかどうかわからないんだから、選択にはいつだって責任を伴いますよね。

人生の選択って大きなものから日々の小さなものまでいくつもある。
今コーヒーを飲むか紅茶にするかだって一つの選択。どんなものを食べるか、誰と会うか、限りある時間をどう使うか。
すべての選択を誤らないのは無理だけど、出来るだけ自分の意に沿う選択がしたいですよねー。

実は私事、来月から別の会社に変わります。良いお仕事ができますように、良い環境でありますように(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿

登場人物紹介 - 第2回

間がかなり空いてしまいました。 えーっと半年近く? すみません。転職だなんだとバタバタしておりました; といいつつ他のドラマを見たりしていたので、単にサボっていただけですね。すみません。 [バス乗客] 45系バスに乗り合わせてしまった乗客と運転手さん 蘆笛(ルー・ディ) 社会人3...